第3章 情報 | 戸田山和久『哲学入門』
ボトムアップの議論
解読者を前提としない情報
要約wint.icon
量→内容
自然界はそれ自体が情報の流れ
情報を語るときの問題
定義にバラエティありすぎ
→理論的概念として扱う
理論的概念
手順
概観
統合・相互作用
有用性・拡張性・限界
3つの情報概念
by Adriaans
concepts of information
of knowledge
for agents
of probability
定量化できる
of complexity
of algorithm
本書では割愛
方針
of probability (B) → of knowledge (A)
世界はそのままで情報の流れなのである。
1949 paper
意味は無視する
意味抜き平均情報(量)
出来事が生じる→情報が生じる
情報の内容の理論
知識を情報の流れという世界観に埋め込んだ
エージェント・解読者は不要
情報が基礎
構築は 2パート
1. 個別の信号の情報量
2. 情報の内容の定義
定義への道筋
途中で失われた情報量
the expected value $ E_{X}[\mathrm{H}(y_{1},\dots,y_{n} \mid X=x)] is known in some domains as equivocation.
aka. 曖昧度
しかし平均ないし期待値で定義したくない。
$ E(r_1)
出来事は事象の情報内容を担うか?
vs. 情報量
ゼロックス原理
equivocation がないときに限る
量から内容への橋渡し役
情報内容の定義の要件
1. $ \|\mathrm{signal}\| = \|F(s)\|
ゼロックス原理
2. $ F(s)
情報は真理を含意すること
情報に価値を見出す = 財
⇄ 間違った情報という立場(互換)
3. $ \|\mathrm{signal}_s\| = \|F(s)\|
情報内容の定義
$ {\rm Transfer}(r, F(s)) ⇔ P(F(s) \mid r) = 1
各条件
1. equivocation = 0
2. $ r \wedge P(F(s))=1
3. $ G \ne F \Rightarrow {\rm Sig}_F \wedge P(G(s)) \ne 1
帰結
1つの情報は複数の情報を伝える
入れ子
複数パターン
自然法則的(=定義?wint.icon)
演繹的(=「分析的」)
意味の含意とは別
推移的
心を持つ解釈者は不要
抄訳: 知識は情報により生じた信念
⇔情報の流れを信念で切り取って知識が生まれる
更に因果がなくても情報は流れうる
e.g. 共通原因 = 二股因果
つまり必要でも十分でもないwint.icon
結びつきは必要
可能性のネットワーク
因果的世界⇒情報流れる世界
そのままでなりたつ
考察wint.icon